パターンオーダー店

価格：2万円-8万円程度（中心価格帯4万円）
代表的な店舗：紳士服チェーン店、ＮＥＴ店、オーダースーツ専門チェーン店

ゲージ服やサイズ服と呼ばれる既製服と同じように段階的に作られた決まったサイズ服の中から一番自分の体型に近いものをまずは選択する。そして、その決まった形の服から、縦のサイズ（袖丈・総丈（着丈）・僅かな肩幅の調整など）を顧客に合ったサイズに修正が可能。もちろん、ボタンの種類や数、裏地などの附属仕様のオプション変更はいくらでも可能である。派手にＮＥＴや広告で「オーダースーツ専門店」という露出を目にすることが多いのが、このタイプの店舗。

メリット価格、これに尽きます。安くオーダースーツを着ているという気分を味わうことができる。敷居が低い。

デメリットオーダーとは呼ぶものの、既製品と同じく決まったサイズ服の中からお客様の大きさに一番近いものを選んで、そこから袖丈や着丈を修正するだけでオーダースーツと呼んで販売している会社さん達です。既製服では例えば、胸周りがきつければ、1段階大きな規格のサイズを選ぶわけですが、当然そうするとお腹周りも大きくなってしまいます。結局、胸はぴったりだけれども、お腹はプカプカというアンバランスなスーツになってしまう面があることを受け入れる必要があるという点です。多少の修正は効きますが、イージーオーダーのようにはいきません。人間の体は人それぞれ、形が異なり、僅かな修正では素晴らしいスーツなど創れるわけがありません。また、ビスポーク店のように常に洗練された流行の提案をするという事は目的ではなく、安価にオーダースーツを大量に売るというビジネスモデルです。「我々、ビスポーク店舗の使命感についてはこちらをご覧ください」。
。また、これらの店舗は中国の工場で縫製することが多いので、日本の縫製工場とは縫製レベルが異なります。